第59回熊本県中学校社会科教育研究大会 熊本市大会

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令和7年11月7日(金)、第59回 熊本県中学校社会科教育研究大会 熊本市大会が開催され、県内の社会科教師が一堂に会しました。授業力の向上と、生徒一人ひとりに確かな学力を育むことを目的として、充実した研究協議が行われました。

午前の部 公開授業

午前は、熊本市立錦ケ丘中学校・帯山中学校・楠中学校の3会場に分かれ、地理・歴史・公民の各分野で公開授業が実施されました。

【地理的分野】関東地方

【歴史的分野】明治維新/日清・日露戦争と近代産業

【公民的分野】経済のしくみと消費

午後の部 全体会・研究発表・講演

午後は、グランメッセ熊本コンベンションホールにて全体会が行われました。

山鹿市立山鹿中学校の五十嵐健教諭による研究発表(地理的分野「中部地方」)では、地域の特色を多面的に捉える授業展開の工夫や、生徒の思考を深めるための手立てなど、実践に基づいた充実した内容が紹介されました。

その後、熊本市文化市民局 熊本城総合事務所 熊本城調査研究センター 増田直人氏を講師にお迎えし、演題「震災復旧から見えてきた熊本城の歴史」のもと、熊本地震後の復旧過程を通して明らかになった熊本城の構造や歴史的価値についてご講話いただきました。実際の修復事例や発掘調査の成果を交えたお話に、参加者一同、熊本の歴史と文化を再認識する貴重な時間となりました。

おわりに

県内外より多くの先生方にご参加いただき、盛況のうちに大会を終えることができました。ご参加・ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。次回の第60回大会は菊池大会として開催される予定です。引き続き、熊本県の社会科教育のさらなる発展をめざしてまいります。